金融ビッグバンとは?

金融ビッグバンとは1986年にイギリスのマーガレット・サッチャー首相が断行した金融改革をまねて1996年から2001年にかけて断行した規制緩和を中心とした金融改革のことです。
1980年代の半ばには日本経済は絶好調で一方英国は英国病なんていわれる経済停滞に悩まされていたので当時の日本は彼の国の金融改革なぞ、ほとんど注意が払われず、特に大銀行と癒着して我が世の春を楽しんでいた大蔵官僚に至っては危機意識ゼロでした。
バブルが崩壊してみて、日本の金融システムがすっかり世界に取り残され空洞化した脆弱なものであることが明らかになり、大幅な規制緩和による金融構造の改革の必要性が叫ばれました。
長年維持されてきた銀行護送船団が解体され、海外のメガバンクに対抗するため国内大手銀行が相次いで合併を繰り返し巨大銀行が誕生しました。
インターネットバンクが解禁となり店舗を持たないネット銀行が開店し、株式売買の手数料が自由化されネット証券も相次いで誕生しました。
商品先物や外国為替市場など一般投資家の参入しにくかった金融市場も規制撤廃とインターネット取引の普及で一般投資家が簡単にはじめられる投資市場に変貌しました。
弱体化し値頃感の出ていた日本市場に外資が大量流入し金融の大手企業の幾つかも外資に飲み込まれました。
しかし、(英国の)二番煎じということもあり、結構うまくいっています、痛みよりメリットの方が断然大きいと評価されるんじゃないでしょうか。
1990年代にはすっかり元気を失っていた銀行も、今ではずいぶん元気になっています。